令和5年10月28日(土)・29日(日)、三重県津市のアスト津において、第56回東海学術大会三重大会が開催されました。
28日午後6時に三重県服部和人副会長の開会の辞の後、学術大会副会長の森川伸治先生、主管県会長の伊藤宣人先生の挨拶があり、津市市長、前葉泰幸様のおことばを頂戴しました。
その後、公益社団法人日本柔道整復師会学術教育部長、徳山健司先生の「匠の技伝承プロジェクトの意義等について」、学術教育部員、篠弘樹戦士の「エコ-を柔整師の手に」の講義が行われ、午後7時に1日目は終了いたしました。
大会終了後は夕食会を兼ねて各県理事での意見交換会が場所を変更して行われました。
2日目は午前9時30分より、会員の研究発表とワ-クショップが同時並行にて行われました。
会員研究発表
1 前十字靭帯損傷予防における体幹トレ-ニングの有用性
~ハンドボ-ルトレ-ナ-としての考察~ 寺田州克(三重県)
2 初期変形性膝関節症のScrew Home Movement
~end feelに着目して~ 志水義人(服部整形外科)
3 剣道における小中高生の負傷の傾向
~当院における負傷の集計~ 川添亮介(岐阜県)
4 仙腸関節捻挫に足指の運動療法が有効であった一症例
中島正勝(愛知県)
5 赤外線酸素モニタ-での測定結果による施術根拠証明の一考察
鈴木一史(静岡県)
ワ-クショップ
演題「橈骨遠位端骨折」
講師 公益社団法人日本柔道整復師会学術教育部 富永敬二
篠弘樹
(敬称略)
その後、10時40分より、三重県会員堀智秋先生による「膝蓋上嚢の解剖と触察」と題して体表解剖セミナ-が行われ、午前の部が終了しました。堀先生にはその後に時間を割いて、エコ-を使用してのデモンストレ-ションをして頂きました。
午後の部は1時より、三重県立総合医療センタ-脳神経外科部長 亀井裕介先生による一般公開講座(特別講演)「頭部外傷と脊椎外傷」の講演がありました。我々柔整師や一般の人のとっては難しく、怖い領域ですが解り易く講演して頂き誠にありがとうございました。
講演終了後に表彰式が行われ、来年主催県の静岡県、鈴木努会長による閉会の辞にて午後3時にすべて無事に終了いたしました。