平成25年11月17日(日)に、四日市市文化会館で開催されました。
東海地区においては、平成24年まで中部接骨学会との共催で大変ご協力いただいておりましたが、この大会より単独での開催となり、大会の設営・運営またプログラム・抄録集の編集発行等も、1年前より主管県である本会の執行部・学術部・事務局を中心に精力的に準備を進めてきました。
開会式では、工藤鉄男日整会長より主催者挨拶、伊藤和夫本会会長より主管県会長挨拶があり、引き続きご来賓の鈴木英敬 三重県知事、田中俊行 四日市市長、畑中啓良 三重労働局局長よりご祝辞いただきました。
続いてA会場では一般公開講座(特別講演)に移り、シドニーオリンピック・シンクロナイズドスイミング銀メダリスト武田美保先生に「夢を追いかけて」と題してお話いただきました。5歳で水泳を始め、7歳からシンクロナイズドスイミングに転向、初日の練習で大変ほめられたことにより、面白さ・楽しさ・嬉しさを感じシンクロ好きになり、やらされている練習ではなく自分で考え、目標を持ち計画を立て、常に主体的に練習することが上達につながること。そして12歳での井村雅代コーチとの出会い、大変前向きなお母様の助言、その後のアトランタ、シドニー、アテネと3度のオリンピックでのエピソードなどを大変熱心に講演いただきました。
午後からは研究発表に移り12題の研究発表がありました。本会からは津支部の川口泰史会員が『上腕骨上端部骨折の整復固定法の治験例』を、松阪支部の寺田喜和会員が『腰仙角増大による腰部の疼痛』を発表しました。
B会場では、同時開催として日整セミナー(介護関連講習会)「柔道整復師と介護保険について」を日整 保険部介護対策課 川口貴弘先生、三谷誉先生に講演いただきました。機能訓練指導員として、「地域支援事業」における「転倒予防」、「運動器の機能向上事業」について実際の運動を含めご紹介いただきました。
続いて初企画として、柔道整復養成学校(大学、専門学校、専修学校)によるポスター発表がありました。
その後A会場では、シンポジウムに移り「東海選出の日整保険部に問う」-受領委任制度の今後の行方について-、と題し保険者である三重県国民健康保険団体連合会1名・東海選出の日整保険部員3名より意見をいただきました。
表彰式後、次年度主管県である(公社)静岡県柔道整復師会永田官久会長の閉会の辞でしめくくり、非常に内容の濃い東海学術大会が終了しました。