平成28年5月8日(日)午前10時より第1回勉強会が本会会館で開催され、38名(会員24名・勤務柔道整復師14名)が出席しました。
会長挨拶後、前半は学術部による解剖学の基礎講座があり、『触察(触診)技術の向上について』と題して、ロコモペイングループ 共同代表・体表解剖学研究所 講師・伊賀リハビリライフサポート(株)代表であり本会伊賀地区会員の堀智秋会員にご講義頂きました。
今回は肩関節に内容を絞り、まずは構成する骨や付着する筋・腱の解剖学的情報及びそれらの触察法を、スライドやモデルに対し図示・投影するなど実技も交えながら詳しく説明していただきました。参加者もペアになりお互いの肩を触察しあい、骨・筋などを図示・投影し体表上で確認しました。腱板構成筋の付着部に関してや上腕二頭筋長頭腱との関連性等、大変興味深い内容でした。最後は超音波エコー観察の実演とともに、臨床現場での的確な障害評価の重要性を説かれました。
後半は 保険部による『申請書の取り扱いについて』に移り、中村保険部長から自主審査会や各審査会などで不備の目立つ事例や、繰り返し説明・指導が必要と思われる事項(負傷原因や長期理由の不備や詳細な記載ついて、委任署名や代理署名の原則、休日及び時間外加算について、返戻申請書の取り扱いについて、自賠責の指導管理・運動療法の回数と内容の記載について等)の詳しい説明があり、質疑応答で締めくくりました。