令和元年11月17日(日)ウインクあいちにおいて公益社団法人日本柔道整復師会 第54回東海学術大会 愛知大会が開催されました。
開会式の後、特別講演(県民公開講座)が行われ、「おもてに見えないスポーツの安全対策」~柔道の大会や活動を安全に運営する取り組みと期待~と題し、 東海大学 体育学部 武道学科教授 宮崎誠司先生が、柔道による外傷の対応を中心について説明されました。救護活動は、事前にマニュアルを確認し医療ごみの廃棄や搬送方法の確認等事前準備の大切さ、怪我発生時に早期に対応できる準備が必要であるとを強く訴えておられました。我々の柔道の指導や救護活動に活かせる貴重なご講演でした。
午後からは、会員研究発表8題が行われました。当会からは堀智秋会員(伊賀地区)が、「前腕遠位部の構造と機能に基づいたGaleazzi骨折の徒手整復と固定法について」と題し、Galeazzi骨折は、整復位の保持が困難なため、観血療法となることが多いが、前腕遠位部の構造と機能に基づいた保存療法を行った結果、良好な成績が得られた事例について発表しました。
また、別会場にて同時進行で学生による研究発表5題が行われました。
続いての日整介護セミナーは、「柔道整復師と地域包括ケアシステムへの関わり方」~2019 新たな地域貢献への挑戦~と題し、公益社団法人日本柔道整復師会 日整特別諮問委員 三谷誉先生が、総合事業と療養費の違いについてや地域包括ケアシステムにいかに柔整師が参入し立場を確立できるかについて等ご説明していただきました。
最後に会員研究発表者及び学生研究発表者の表彰が行われ、閉会となりました。